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S-TESTSテスト(精液検査)

S-TESTSテスト(精液検査)

Sテストについて

注意事項

  • 検査のご予約をお取りください。(WEBもしくは院内タッチパネルをご利用ください)
    ご自宅で採取され、持参される場合『Sテスト(持参)』(奥様が持参することも可能ですが予約される際はご主人様の診察券番号でご予約ください)
    メンズルーム(採精室)をご利用される場合『Sテスト(院内)』
  • ご主人様の保険証を提示ください。
  • ご主人様のメールアドレスの登録をお願いします。
  • 容器の蓋と本体の両方に、油性マジックなどで必ずお二人のお名前をご記入ください。

方法

  • 検査前は体調を整え、2~5日間程度禁欲してください。禁欲期間が長すぎるのも適切ではありません。
  • 検査当日は予約時刻の1~2時間前に、マスターベーションで精液を直接お渡しした容器に全量採取してください。
  • 人肌程度の温度(25~35℃)を保ち、提出してください。冬季は冷やさずに、懐に入れて、カイロ等の保温器具は使用しないでください。夏場は冷房の風が直接当たらないよう、また車内に放置しないよう、お気をつけください。
  • コンドームは使用しないでください。

費用

初回は約4,500円です。(保険診療分と自費診療分合わせて)再検査の場合、約700円です。(精子正常形態率の再検査希望の場合は(自費)約3,000円別途かかります。

結果報告

結果は検査後約10日以内にご自宅へ郵送させていただきます。

検査当日の流れ

  1. 2階 リプロダクションセンターにて受付してください。
  2. 職員が直接容器を受け取ります。(お名前の記入など、確認いたします)
  3. 3階 受付で、会計をお済ませください。

男性の精子の状態には変動もあります。(現在の精子の状態は、約2~3か月前の精子形成を反映しています)
検査の結果により、Sテストの再検査、原因をチェックするための検査(採血によるホルモン検査等)をお薦めする場合があります。 また、当院と診療連携している泌尿器科を紹介することもあります。精子の状態に影響を与える原因として喫煙、肥満、糖尿病、精索静脈瘤、薬剤による影響(抗癌剤等)、抗精子抗体、酸化ストレス等が挙げられますが原因不明のことも多くあります。状態を改善するための方法として、内服治療(ホルモン剤、ビタミン剤、血流改善薬、漢方薬、サプリメント等)、手術等があげられますが、必ずしも高い効果があるとはいえません。

当院と診療連携している泌尿器科

当クリニックの男性リプロダクション外来
毎月2回~3回金曜日 18:00~19:30(獨協医科大学埼玉医療センターの泌尿器科医)

診療連携している泌尿器科

獨協医科大学埼玉医療センター TEL.048-965-1111
赤心クリニック(川越市) TEL.049-242-8601
ともまさ泌尿器科・皮フ科(西東京市) TEL.042-439-8260
板橋中央総合病院(板橋区)TEL.03-3967-1181
恵比寿つじクリニック(渋谷区)TEL.03-5768-7883
泌尿科と男性不妊のクリニック(さいたま市)TEL.048-645-0223
(2025年5月10日時点)

当院のSテストの検査内容

 

WHO標準値

 

精液量

1.4ml以上

1回の射精で放出される精液の量
常に1.4ml未満の場合、精液過少症(hypospermia)と診断されます。

精子濃度

1,600万/ml以上

1ml中に含まれる精子の数
基準値を満たさない場合、乏精子症(oligozoospermia)と診断されます。

精子運動率

42%以上

前進運動している精子の割合
基準値を満たさない場合、精子無力症(asthenzoospermia)と診断されます。

総運動精子数

1,638万以上

1回の射精で得られた精液中の運動精子の総数
精液量×精子濃度×精子運動率で求められます。
500万以上(かつ運動率が30%以上)、1,000万以上あれば人工授精が有効とされます。
100万~1,000万では体外受精の適応となります。100万以下の場合、顕微授精の適応となります。

精子正常形態率   

(Kruger’s test)

4%以上

形態が正常な精子の割合
精子を染色し、200以上の精子を1,000倍の倍率で観察し、正常形態精子の割合を調べます。
当院では初めてSテストを受けられる方を対象に行っております。
基準値を満たさない場合、奇形精子症(teratozoospermia)と診断されます。
正常形態の精子が少ない場合、人工授精での妊娠率の低下、体外受精における受精率の低下が見られます。
また、異常形態精子は運動率が低下しているものが多く、一般的に受精能が低いと報告されています。
数値が4%未満の場合、顕微授精を薦めることがあります。
精子の奇形と生まれてくる子供の奇形とは何ら関係ありません。

DFI/ORP高度精子精液機能検査(DFI検査、ORP検査)

高度精子精液機能検査について

精子は酸化ストレスなどのダメージにより、DNAが損傷することがあります。
Sテストで異常がない場合でも、DNAの損傷を受けている精子の割合が多い患者様では、受精率や妊娠率の低下、流産率の上昇に影響することが報告されています。本検査を行うことで、男性側の隠れたリスク因子を特定できる可能性があり、今後の治療方針を立てるための指標となり得ます。

検査内容

●DFI検査(DNA断片化指数検査) DFI、Normal、HDSの3項目を検査します。

  • DFI(DNA fragmentation index) 損傷したDNAを持つ精子の割合を示した数値です(24%以下が目安)
  • Normal DNAに損傷がない精子
  • HDS(High DNA stainability) DNAの成熟が不十分な未熟精子の割合を示した数値です(10%以下が目安)

●ORP検査(精液中酸化還元電位測定)
 精液の酸化還元電位(酸化ストレス度)を測定します。
 ORP値1.38〔ORP(mV)/10^6sperm/mL〕以上の場合は高酸化ストレス状態と診断されます。

検査対象者

基本的にはどなたでも受けていただける検査です。
当院では下記のような患者様にご提案させていただいております。

  • 精液検査結果が不良でその原因が見当たらない方
  • ART治療へのステップアップを考えているが受精方法を悩まれているカップル
  • ART治療を繰り返しても妊娠に至らないカップル
  • 流産を繰り返すカップル

検査の流れ

  • 検査前は体調を整え、2~7日間程度禁欲してください。禁欲期間が長すぎるのも適切ではありません。
  • 検査当日、マスターベーションで精液を直接お渡しした容器に全量採取してください。
  • 人肌程度を保ち、ご提出ください。
    冬季は冷えない様、懐に入れてご持参ください。なお、温まりすぎても良くないので、カイロ等の保温器具は使用しないでください。
    夏場は冷房の風が直接当たらないよう、また車内に放置して高温にならないよう、お気をつけください。
  • コンドームは使用しないでください。
  • 採精から3時間以内に検体を凍結保存する必要があるため、検体提出は採精後90分以内とさせていただきます。(採精後90分以内の検体提出が困難な方は、メンズルームをご利用ください)
  • 当院にてSテストを行います。検体の一部を-20度で凍結保存し、他施設にて検査を行います。

予約方法

  • 採精後90分以内に検体提出が可能な方は、「DFI(持参)」で予約をお取りください。
  • 採精後90分以内の検体提出が困難でメンズルームをご希望の方は『DFI(院内)』で予約をお取りください。

費用

DFI検査+ORP検査セットは16,500円、DFI検査のみは12,100円です。(精液一般検査料が別途かかります。精子正常形態率の検査希望の場合はさらに約3,000円別途かかります)

結果報告

結果は検査後約3週間でご自宅へ郵送せていただきます。(検査提出日によっては、3週間を超える場合があります)
万が一、検査から3週間以上経過しても結果が届かない場合は、お手数ですが当院の診療時間内に電話にてお問合せください。

注意事項

  • ご主人様の保険証をご持参ください。(再診の場合は、診察券も必要です)
  • ご主人様の初診もしくは再診の手続きが必要です。
  • 容器の蓋と本体の両方に、油性マジックで必ずご夫婦お二人のお名前、容器の蓋に採精時間をご記入ください。
  • 検査内容はDFI検査+ORP検査セット/DFI検査のみのいずれかです。検体提出時に検査内容を選択してください。なお、1つの検体でセットの検査が可能です。
  • 検体の状態等により検査結果を治療方針に資することが困難な場合があります。
  • 精子濃度が100万/mL未満の場合、検査結果は参考値となります。
  • 精液量が極端に少ない場合は検査が行えないことがあります。